第57回日本消化器免疫学会総会

会長挨拶

第57回日本消化器免疫学会総会を、2020年7月2日(木)・3日(金)の2日間、メルパルク京都において開催いたします。

日本消化器免疫学会は、前身となる“消化器と免疫研究会”から数えて第 57回目を迎えます。
この度、歴史ある本総会の会長を拝命し大変光栄に存じております。
本総会のメインテーマは「バイオイノベーションがもたらした消化器免疫学の新時代」といたしました。最近のバイオ工学の進歩により、これまで研究論文の世界で注目されてきた分子が治療標的となり実際に治療薬として臨床の場に導入されています。さらに、IBDに代表される難病のみならず癌化学療法にも免疫学の知識が必要な時代となりました。日本消化器免疫学会の今後の担うべき役割は益々大きくなってきていると感じています。

本総会では消化管・肝胆膵の領域にとどまらず、横断的に各種疾患の克服につながるテーマを企画立案致いたしました。また、抗PD-1抗体に代表される腫瘍免疫の分野も学会のテーマの一つといたしました。
広く国内外の研究者を招き消化器免疫学の見聞を発展させたいと考えております。

多くの皆様のご参加と演題発表を心よりお待ち申し上げております。


第57回 日本消化器免疫学会総会
会長  安藤 朗
滋賀医科大学医学部 消化器内科 教授